公共Wi-Fi サービスは流行るのだろうか
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という感じで、最近公共Wi-Fi サービスがなかなかホットですが、これって流行るんでしょうかね?
色々と問題があるせいで、僕はあまり流行らないんじゃないかと思うんですが。
問題点
1) 無料じゃない
「Wi-Fi が使えますよー」と言われても、それが有料だったらそうそう気軽に利用できないので利用者は伸びない気がします。なおかつ、利用するに当たって「月々xx 円から利用可能」みたいな感じで契約が必要ならばなおさらでしょう。
「Wi-Fi使えるよ! でも月々xx 円かかるけどね!」
「だったら普通に携帯電話の回線で良いや……」
って感じになる気がするんですが。
ただ、Docomo やau やソフトバンク等の携帯電話キャリアが提供するWi-Fi サービスは、回線契約者であれば基本料金内で使えるみたいですね。
2) Wi-Fi をON にすると電池の減りが早くなる
これはスマートフォンでWi-Fi を利用する時の話ですが。僕のXperia ちゃんもそうですが、Wi-Fi をON にすると電池をモリモリ食べるんですよね。面白いように電池が減ります。
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と、上記の記事でも取り上げられているように、「スマートフォンのバッテリの持ち」というのはユーザの頭を悩ませる悩みの種となっています。
スマートフォンは出先で使用する事が前提の端末なので、バッテリの残容量が無くなればそれはもはやただの文鎮です。
Wi-Fi を使うことによってその文鎮化が早まるならば、そこまで積極的に利用する価値が感じられないんですが。
だって3G 回線があるじゃないですか。
3) 近距離移動でわざわざWi-Fi を利用するだろうか
新幹線の車内や飛行機の機内ならばまだしも、たとえば新宿〜五反田間を移動する山手線車内でWi-Fi を使うでしょうか。これくらいの近距離でWi-Fi を利用してもそこまで恩恵に授かれないんじゃ、と思います。
そもそも混んでいる車内でラップトップを開くのは、顰蹙を買う以前に面倒でやらない気がしますが。
解決策
2) Wi-Fi のサービスを他のサービスのオマケにする
例えば……- 定期券を購入した人は、その定期券が有効な期間は公共Wi-Fi サービスを利用できる
- 観光客向けに、1日乗車券を購入した人は1日間、公共Wi-Fi サービスを利用できる
3) 予備のバッテリを持つ
もうこれに関してはどうしようも……という感じで、解決策を提示してはみましたが色々と苦しい気が……
結論
やっぱり公共Wi-Fi サービスは流行らない気がする!!!!!!
それはそうと
インターネット端末利用営業の規制に関する条例について :警視庁
匿名性を悪用して、インターネット上で悪事を働けないようにすべくして上記のような条例が出来たわけですが、
この公共Wi-Fi サービスはどういう扱いになるんでしょうか?
公共Wi-Fi を利用してインターネットにアクセスすると、それこそ匿名アクセス該当する気がするわけですが……