type そのもの、 あるいは _type のようなsuffixを持つ名前を変数や、構造体・クラスのメンバーや、データベースのcolumnなどに付けてしまうことがしばしばあると思うのですが、個人的にはあまりこれはやらない方が良いのではないかと考えています。
理由としては
typeはいくつかのプログラミング言語において予約語になっており、そのセマンティクスにおいて特別な役割を果たすことが多い。- Ruby on RailsにおいてはDelegated Typesという機能において、
_typeというcolumnは特別な意味を持つ (もちろんアプリケーションコード側でDelegated Typesであるという宣言をしなければ副作用は無いのですが)。- その他のフレームワークに似たようなものがあるのかは知りませんが……
というものがあると思っており、そういった概念との衝突を避けるために特別かつ強い理由が無い限りは type という命名は避けようというような気持ちで日々を過ごしています。
代替としては kind や method などが使えそうであると思っておりこれらを採用することが多いです。methodは別の概念との衝突がある場合もありそうですが、そこは文脈に沿って、という感じですかね。どうしても type でしか表現できないものはあると思うのですが (例えば言語処理系を作っていて、本当に「型」を取り扱う必要がある場合など)、そういった場合は頑張りましょう。
かつてRustで `typ` という変数名を乱発していたことに対する戒めを込めています。