その手の平は尻もつかめるさ

ギジュツ的な事をメーンで書く予定です

GitHub のリポジトリページにアクセスするだけで自動的に git clone される Chrome 拡張書いた

GitHubリポジトリページにアクセスするだけでローカルに git clone される Chrome 拡張を書きました.ggc という略称になりますが,まあなんかこれ紛らわしいですね.

なぜこんなものが必要になったかというと GitHubリポジトリ内検索は割と結果がひどくて,手元に clone してきてから grep なりなんなりをかけた方が必要なものを得られる可能性が極めて高い,というのがあるためです.
そんでもっていちいち clone するっつうのもダルいので,それだったらブラウザでリポジトリのページにアクセスした瞬間に自動的に clone すればいいじゃーん,もう2015年なのでストレージとか気にせず豪快にいこうやガッハッハ,という方法に id:s5r 氏と話していて辿り着いたのでそれを実装したというのが経緯になります.


Chrome 拡張を名乗っていますが,実態は Chrome 拡張 + サーバサイド実装という風になっています.
Chrome 拡張から直接コマンドラインを叩くのは不可能では無さそうだったけれど割とへんてこりんなステップを踏まなければならなそうな上に,Chrome のバージョンが変わったらここらへんガンガンぶっ壊れるんだろうな〜という憂慮があった為,ローカルにサーバを立ち上げておいてそのサーバに対して Chrome 拡張から AjaxAPI を叩く,というシンプルな構成になっています.


サーバの実装は go で書いていて,GitHub Releases でバイナリを配っているので,ダウンロードしてきてシュッと立ち上げることが可能です.
拡張本体の実装はこうしたアプリケーションの特性から Chrome Web Store とかにはリリースしてません.GitHub に置いてるだけですので適宜インストールしてご利用ください.


clone 先のディレクトリの構成は ghq と統一しているので,サーバの --dir オプションで clone ディレクトリの先を ghq のディレクトリと繋いでおくと色々多幸感があるかもしれません.


また,オプションとして github.com 以外のドメイン,例えば社内 GitHub Enterprise に対応させるための設定機能などが入っています.詳しくは README などを読んでいただけると良いかと思います.


とにかくこの拡張を有効にしておくと自動的にたくさんのリポジトリが降って来るのである種の快感があります.そして便利.
この便利さは Disk Full を味わうまでは続くことと思われます.あるいは超巨大リポジトリを無意識のうちに踏んでアアアア,みたいな感じになるまでは.

ほどほどにご利用ください.


[追記]

[追記2]

流石に自動で Clone するのはつらい (場合がある) という指摘を id:gfx 氏から受けたので,そこらへん設定出来るようにしました.

f:id:moznion:20150925111919p:plain

これを disabled (なんとデフォルトが disabled になった) にすると,

f:id:moznion:20150925105020p:plain

Clone URL の下にボタンが出るようになるので手動で clone が出来るようになる.

[追記3]

ghq とディレクトリ構造が揃っているという地味な違いがあったり.
まあこまけえこと気にせず Auto Clone Mode で使えば良いと思います!!! 自動クローン最高!!!!!!!!!!

Java で 任意個の文字を何らかのデリミタ区切りで記述した文字列がサクッと欲しいみたいなとき

こう書くと手っ取り早そう.

IntStream.rangeClosed(1, 10)
    .mapToObj(ignored -> "?")
    .collect(Collectors.joining(",")); // => "?,?,?,?,?,?,?,?,?,?"

次世代っぽい!!!

[追記]
id:nowokay さんから以下の方が良いのではという指摘が.確かに分かりやすい!

Stream.generate(() -> "?")
    .limit(10)
    .collect(Collectors.joining(","));

[追記2]
ちなみに gs-collections だとこう書けるとのこと.

Interval.oneTo(10)
    .collect(ignored -> "?")
    .makeString(",")

簡単ですね!

[追記ここまで]


以下やりとりとなります.

moznion [7:52 PM]
n個の”?”を”,”区切りで記述した文字列がサクッと欲しい,みたいな時に便利な奴ってありますか
List作ってString.joinとかが楽なのだろうか……

tokuhirom [7:56 PM]
それね
IntStream.rangeClosed(1,5).map(“,”).collect(Collectors.joining(“,”))
的な感じ

moznion [7:56 PM]
oh!

tokuhirom [7:56 PM]
おかしいけどw

moznion [7:56 PM]
ナウい書き方に見えますねw
map(“?”) か

tokuhirom [7:58 PM]
.map(n -> “?”) が正しいが
join(“,”, map { “?” } 1..10 )
と同じこと
まあ perl なら `(‘?’) x 10` だけどな!

moznion [7:58 PM]
そうすねw

tokuhirom [8:01 PM]
そういえば
TinyORM に QueryTerm.in() みたいなのを
いれたくて
入れたいな、とは思っているw

moznion [8:02 PM]
IntStream.rangeClosed(1, 10)
.mapToObj(ignored -> "?")
.collect(Collectors.joining(","));
出来た〜〜
そしてIN句を組もうとしていたことがバレバレであるw

xaicron [8:06 PM]
IN いがいでなかなかそのシチュエーションないからなーw

YAPC::Asia Tokyo 2015 で Yet Another Perl Cooking というタイトルで話してきました

話してきました.以下がスライドとなります.登録時にスライド字幕を誤って「英語」にしてしまったばかりに英語スライドとなっております.
「画像がヤベえ!!」とか言われたんですが,まあこれで発表したんだし公開するスライドの画像を修正するのも違うよな〜と思ったんで無修正版でお届けします.

www.slideshare.net

PDFにしたらデモ (途中でコンソールの画面になるところ) が動かないことに気づいたので gif で.

f:id:moznion:20150822113521g:plain

f:id:moznion:20150822113714g:plain

予想以上に料理の話をしています.前半10分は料理の話をしました.後半は (アブない) 自作調理器の話をしています.
今回の発表は僕の行ったプレゼンテーション史上最高の発表になったのでは無いかと思っていて,個人的に強い手応えを感じています.予想外に会場が盛り上がったというのが大きいわけですが.
スライドだけ見てもあまり良くわからないと思うので,後日公開される発表動画などを見てもらいたいな〜と思っています.


なお,このスライドや発表の内容については不正確な事がままあると思っていて (特に調理温度のあたりとか.ここらへんには正解が無いというか,食中毒リスクを0にしていくというのは極めて難しい話題で,往々にして確率の話になってしまいます.この辺は都度紹介した Cooking for Geeks あたりを参照してもらえれば良いかなあと思います),これを真に受けてエラい事になっても責任を負いかねるという事だけを表明しておきます.自己責任でお願いします!!!!!!


ところで「風呂場で料理をすると熱いお湯がシャワーで大量に出せて便利」という事を言ったんですが皆さんひいてましたね,風呂場で料理をするのは一般的ではないというか,一般的にはやってはならないことだということがわかりました.


[追記]
トーク中言及したんですが,電源ハックの所は本来ヒューズが必要です.ヒューズが飛んで,手持ちのヒューズがなくなり,しかしYAPCは迫ってくるし仕事は山積! ということで泣く泣くヒューズを省略したのです.皆さん必ずヒューズを付けましょう.

YAPC::Asia Tokyo 2015 1日目 (Fri 8.21) 15:30 から話します!!!!

yapcasia.org

こういった話をします.一部状況が変わりましたが,大筋でこうした話をします.本当に料理の話をするのです.
裏番組が超強力! という感じなので,もしかしたら4人くらいしか来ないのではないかという不安がありますので,皆さん来てください!!!

Jesque を頑健に使うために RobustWorkerPool というのを書いた

8/16 (日) に京都でハッカソンが催されるとの事だったので遊びに行って,表題のものを作ってきました (実際には大部分は予め作っていた).

Jesque は Resque の Java 実装版で,今やっているやつではこれを使った JobQueue - Worker なシステムの実装を進めています.
しかし Jesque Core の Worker Pooling の実装は調べてみると微妙な感じで,具体的にどう微妙かと言うと「Worker を Pooling する (つまり Worker を任意個生成する)」というところまでは面倒を見てくれるのですが,その Worker 群に対して死活監視等のマネジメントの一切をしないという問題があり,これは「不慮の事故で Worker が死んでしまった時 (Worker が poll している時に例外が上げられた時とか) にその Worker を生き返らせる」などということを全くしてくれない事を意味します.それでは不便なので,その部分を解決する実装を書いたというのが今回のハッカソンの成果となります.

これがどんなものかというと,

  • Worker を複数個生成して pooling する
  • Worker が停止したら (この時は WORKER_STOP というイベントが発火されるのでそれを hook する),
    • その Worker を pool から除去して
    • もしアクティブな総 Worker 数が最大 Worker 数を下回っていたら停止した Worker の情報を元にして新しい Worker を生成し,pool に加える
    • もしアクティブな総 Worker 数が最大 Worker 数を上回っていたら Pool から Worker を除去する (この時は Worker を Graceful に 終了させる)

- Worker が何らかのエラーを吐いてきたら (この時は WORKER_ERROR というイベントが発火されるのでそれを hook する) Graceful に当該 Worker を停止させる (停止させると WORKER_STOP が発火するので,Worker 数の調整ロジックに入る)

という動きをするように既存の Worker Pooling 機構を改良したものになります.この辺の実装は Parallel::Prefork を参考にして書いていきました.非常に参考になる……

で,実際にこれを使ってみると Worker がいきなり死んでしまっても Worker Pooling の機構自体が Worker を生き返してくれるので一定の安心感があって良い感じがしています.良い感じがしたので Maven Central にも上げるということをしました (これ,Jesque のコアでサポートして欲しいのだけれど……)


以下はハッカソンの成果発表時の資料になります.この時点では完全に酔っ払っていた事を表明します.

www.slideshare.net


ところでハッカソン会場にははてなインターンの学生が大勢いて,僕も2年前はその一員だったのだな,そういえば JobQueue についてちゃんと学んだのははてなインターンが初めてだったな,という記憶が続々フラッシュバックしてきて,そうした場で JobQueue に関連するコードを書くのはなにやら感慨深いものがありました.そうした気持ちだったので上記のスライドの前半は Resque (Jesque) 入門のような内容になっています.


ご利用下さい.

ブログ等でGitHub等に置いてあるソースコードをURLで示すときはリビジョンで指定したほうが良い

まあ当たり前の話なんですが,ブログなんかで GitHub (とかそれに準ずるサービス) に置いてあるソースコードをURLで示す時に

https://github.com/git/git/blob/master/connect.c#L105

みたいな風に指定してしまうと,master 上の実装が変わった時にトンチンカンなところを指し示してしまい,意味不明な感じになって涙ということがままあります.

https://github.com/git/git/blob/7a4f891329527826e6f1c80be2b77cfbfee06190/connect.c#L105

のように指定したほうが良い (ブログのようなストック型の情報の場合は特に) と思った次第.頼む!!!!!!



得情報


github.com