Perl Casual #06に行ってきた
行ってきたついでに話してきました.
とりあえず先日Perl::Lintが出来たので,その一連の開発で得られた知見に就いてシェアーさせて頂きました.大体スライドに書いてある事をしゃべりました.
発表時は軽い感じで流したんですけど,3番目の「誰でも開発に参加できるようにしておく」というのは割と重要な話題だと思っています.
OSSだとそのライブラリやプロダクトを「利用する為の」ドキュメントは提供されていることは多いですが,「開発の手引きとなるような」ドキュメントはあまり提供されていないように感じていて,そういうのが無いと手がかりなしでソースコードを読む羽目になるので,開発参加に際しての障壁が高くなるのではないかと思います.そういった開発の手引き (ドキュメントであれチュートリアルであれ) や,「ここのソースコード読めば大体雰囲気わかるよ」的な足がかりになる部分へのポインターを提供するのは,協調作業をする (したい) 上で重要なのでは無いかと思った次第です.
また「誰でもやれる」と言うのも大切で,新機能を実装したいときにその為のスケルトンを生成してくれるジェネレータスクリプトや,リリースの自動化スクリプトなども提供しておくことで,ある程度規律を保った上で属人的ではなくなる,いわゆる「お願いします脳」みたいなものも排除できて,作業効率や開発への参加しやすさが向上するような気がしています *1.
ここらへんは今年のYAPCのAbigailさんのReleasing perlの発表や,懇親会でid:shiba_yu36さんと話してて気づきを得た点です.感謝.
そしてとにかくPerl::Lintの開発はつらかった.現場からは以上です.