WZR-HP-AG300HにOpenWrtを焼く
BUFFALOの無線LANルータであるところのWZR-HP-AG300HにOpenWrtを焼いて利用する際のメモです.なおマシンのOSはmacOSです.Windows等だとちょっと違うかもしれないが概ね問題ないはず.
AG300HとマシンをLANケーブルで繋ぐ
AG300HのBUFFALO純正ファームを更新する
必要なさそうだが,念のためにやっておく.
Web UIのオンラインバージョンアップ機能を利用して1.75 (2017/05/07時点の最新バージョン) にファームのバージョンを上げる.別途ファームのバイナリをあらかじめダウンロードしておき,そのファイルを利用するのでも問題ない.
OpenWrtを焼く
2017/05/07時点での最新バージョンであるところの,Chaos Calmer (15.05.1) を利用する.
純正ファームのAG300Hの為のOpenWrtバイナリがあるのでそれをダウンロードしてきて,Web UIのファーム更新ページ経由でそのバイナリを指定してOpenWrtを焼く.なお factory.bin
というファイル名は「純正ファームからOpenWrtを焼く時に使用する」という意味らしい.
OpenWrtのWeb UIであるところのluciに繋ぐ
BUFFALOのファームのときは 192.168.11.1
でWeb UIに繋いでいたが,OpenWrtでは192.168.1.1
がWeb UIのIP Addrとなるのでそちらに繋ぐ.適宜マシンのNICのIPアドレスを固定する必要がある (場合がある).
Web UIは初期状態だとユーザ名root,パスワード空でログインができる.
ログインしたら適当にOpenWrtのパスワードなり,SSHの設定なり,Wi-Fiの有効化なりをやる必要がある.
メモ
FLETSのONUの出力をAG300HのWANに繋いでいると,192.168.1.1/24
を食い合うっぽいので,適宜LANの静的IPアドレスの設定で 192.168.11.1/24
なりに変更しておく必要がありそう.
というか面倒なのでAG300Hの設定を行っている時は,色々めんどいのでWANに繋がない方が楽な感じがした.
雑感
インターネットを眺めているとWZR-HP-AG300Hは純正ファームだと不安定だけど,OpenWrtにすると安定運用できる様子が伺える.
AG300HでOpenWrtを利用する際の情報もやけに充実していて便利 (Buffalo WZR-HP-AG300H [OpenWrt Wiki]).OpenWrtの為に登場した無線LANルータであるようにすら思える.
今回AG300Hをメルカリで買ったんだけど,中古だとだいたい2000円くらいで買えてお手軽.安い時だと1000円代で購入できることもあるのでどんどん買っていきたい.