JenkinsでGitHub Pull Request Builder pluginを使いつつ任意のブランチにpushしたコミットもビルドする
JenkinsでGitHub Pull Request Builder (ghprb) を使っている時に,pull request以外のcommit (例えばmasterへのマージコミットや任意のブランチへの直push) もbuildしたいんすよね〜みたいなことをid:hdkshjmさんに相談したところ良い感じの方法を教えてもらったのでメモとして記すものです.ありがとうございます!
前提として
- ghprbの設定は済んでいる
- Git pluginがインストールされている
- GitHub pluginがインストールされている
- GitHubのリポジトリのWebhook設定で
$JENKINS_BASE_URL/github-webhook/
に向けてpushイベントを設定している
ものとします.
そんでもって以下のようにすると良い:
- プロジェクト設定のGit SCMのリポジトリ設定でRefspecに
+refs/pull/*:refs/remotes/origin/pr/* +refs/heads/*:refs/remotes/origin/*
を指定する (高度な設定から設定できる)- ghprbではpull requestだけがターゲットなので
+refs/pull/*:refs/remotes/origin/pr/*
を指定しておけば良い - それに加えて
+refs/heads/*:refs/remotes/origin/*
を指定することによって任意のブランチへのpushも引っ張ってこれるようにしておく
- ghprbではpull requestだけがターゲットなので
- 「ビルドするブランチ」にビルドしたいブランチの名前 (e.g.
master
,develop
and etc) を指定する- ghprb向けには
${sha1}
とか設定されているはずなので *1,そこに追加するという感じ
- ghprb向けには
- トリガ設定で
GitHub hook trigger for GITScm polling
にチェックを入れる
これでOK! 例えば「ビルドするブランチ」に master
を設定しておけばmasterへのマージコミットや直push (まあ野蛮!) についてもbuildを回すことができて便利です.
pull-requestについてはghprb pluginがbuildをキックし,一方で指定したブランチへのpushについてはGitHub pluginがbuildをキックするという感じです.基本的に互いが重複してbuildをキックすることは無いでしょう (「ビルドするブランチ」に指定したブランチを他のブランチに向けるpull-requestを作ったら話は別ですが).
ところでJenkins 2.0以降を使っている場合Jenkinsfile及びパイプラインが使えますから,pipeline-githubあたりを駆使するとgroovyでプログラマブルに色々操作できるため,今となってはghprbを使わずにJenkinsfileでやったほうが良いかもわかりませんね.そう思います.現場からは以上です.
*1:${ghprbActualCommit} if you want to use the head of the pull request branch (e.g. refs/pull/4/head); or ${sha1}, to use GitHub's tentative merge of the compare and base branches (e.g. refs/pull/4/merge) if the PR can be automatically merged or the head of the pull request branch (e.g. refs/pull/4/head) if they can not be automatically merged. GitHub - jenkinsci/ghprb-plugin: github pull requests builder plugin for Jenkins